悩みタイトル

突然ですが、皆様は下記の項目に当てはまるものはありますか?

あぐらができない
足の爪を切るのが大変
少し歩くだけなら痛くない
歩くと股関節が常に痛い
安静にしていても股関節が痛い
股関節が痛くて足をつくことができない
レントゲンで股関節の変形を言われた
股関節の変形が進んできている

この中で1つでも当てはまる人は、変形性股関節症である可能性が高いです。

変形性股関節症にも重症度があり、初期、進行期、末期の3段階に分けられます。

変形性股関節症に対する当院の考え

変形性股関節症の症状は股関節部の痛みと機能障害です。股関節の痛みや動く範囲の制限が生じることで、日常生活が不便に感じられます。

この病気は主に女性に見られ、発育性股関節形成不全や幼少期の病気、発育障害の後遺症が原因と考えられ、股関節症の8割を占めています。

若い頃は筋肉が関節を補助しているため問題がなくとも、年齢とともに筋力が低下すると症状が表れやすくなります。

最近では高齢社会となり、特定の原因がなくても年齢とともに股関節症が発症することがあります。

変形性股関節症を放っておくとどうなるのか

ごく初期の段階では関節が華奢であったり軽度の変形が見られる程度ですが、変形性股関節症が進行すると、軟骨が薄くなり、関節の隙間が狭くなったり、軟骨下の骨が硬くなります。これにより、「進行期関節症」や「末期関節症」に至ると、関節内や周囲に異常な骨組織である骨棘が形成されることがあります。同時に、「骨嚢胞」と呼ばれる空洞もできることがあります。

最終的には、体重が最もかかる荷重部の関節軟骨が完全に消失し、その下の軟骨下骨が露出してしまいます。

関節は治りません。自分の身体の状態を把握し大切に使っていくことが重要です。

変形性股関節症の軽減方法

変形性股関節症の診断を受けた場合、まずは関節にかかる負担を軽減し、慎重に使っていくことが重要です。些細な変化も継続すれば、大きな影響を与える可能性があります。
初期段階では、痛みが強まるタイミングや逆に楽な時を自己観察し、日常生活で関節に無理をかけないよう工夫することが必要です。

痛みを和らげるためには痛み止めの使用も一つの選択肢となりますが、注意が必要です。なぜなら、痛みは身体の危険信号であり、それを無理に止めると痛みがないために無理な使い方をしてしまう可能性があるからです。
したがって、痛み止めは痛みがひどい時や避けられない負担がかかる場合に限定して使用するのが良いでしょう。

変形性股関節症の軽減に効果的な当院の施術メニューは?

変形性股関節症の主な症状は脚の付け根の痛みと機能の障害です。そのため、日常動作が制約され、立つことや歩くことが難しくなり、進行すると安静時痛や夜間痛も表れます。

機能改善には有酸素運動や股関節周囲の筋力強化、ストレッチが有効とされています。

当院で提供している施術の中で最も効果が期待できるのは『筋膜ストレッチ』です。筋肉の力を抜いた状態で他動的に股関節周囲の筋肉をストレッチさせることが可能です。

また、『EMS』等の電気刺激療法を用いて筋肉を刺激し、緩め、活性化させることで周囲の筋肉を強化し、不安定な股関節をサポートする筋肉を作ることで症状の軽減を目指します。

その施術を受けるとどう楽になるのか

症状軽減には運動とストレッチが必要です。

運動は痛みの緩和や股関節を安定させるために必要な筋肉を保持するために行います。

一方で、ストレッチは痛みがあるために動かさずにいると筋肉が硬直し、動きが悪くなることを防ぎ、柔軟性を取り戻すための基盤を築く役割を果たします。

また、ストレッチで筋肉を収縮させることで血流の流れが良くなり、老廃物の除去や筋肉を作るための栄養素を効率的に運べるようになるので、これも筋肉を付けていくのに有用に働きます。

軽減するために必要な施術頻度は?

ライフスタイルや生活様式に合わせ、できるだけ施術を行うことがおすすめです。
限度はありますが、来院いただく頻度が高ければ高いほど、症状は軽減していく傾向にあります。
また、施術の回数を重ね、頻度を上げ、間を空けずに行うことで、症状の変化の仕方や細かい部分も把握しやすくなります。

どの施術方法が一番適しているかは個人によって異なります。
皆様の生活様式や様々な状態を考慮しながら、丁寧に施術を進めていきます。
お身体の不調を感じた際にはお気軽にご相談ください。