肩甲骨はがし
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肩甲骨はがしとは?
家の中にいる時間が増えたり、テレワークが長期化したりする中で、肩こりに悩まされる方も多いのではないでしょうか? その解消法として注目をされているのが肩甲骨はがしになります。肩甲骨はがしとは、凝り固まってしまった肩甲骨周りの筋肉をほぐして、柔軟性を高めての肩甲骨周りの動きを取り戻しスムーズに動かせる様にする為の為のストレッチになります。肩甲骨を上げてギュッと寄せる動きをすることで、マッサージではほぐすことがむずかしい深部の筋肉の肩甲骨を動かす役割をしている、菱形筋と肩甲挙筋に対してのアプローチをかけてあげることがることができるものになります。
柔軟性を高めることにより血流が促進され首、肩周りのこり軽減に繋がっていきます。また、肩甲骨はがしの言葉をそのままの意味で捉えると無理に肩甲骨を引きはがすような痛そうな事をイメージされるかと思いますがリラックスをした状態で受けていただける気持ち良いストレッチとなっている為安心して受けて頂けると思います。
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肩甲骨まわりが固くなる原因とリスク
主に肩甲骨周りが硬くなる人の特徴を2つ上げます。
まず①つ目としてデスクワークやスマホなど長時間同じ姿勢が続いてしまいがちな人です。デスクワークやスマホなどを長時間操作しているとついつい猫背気味になりがちで前屈みの姿勢がつづくと窮屈で自分に負荷をかけてる姿勢になります。そうなってしまうと筋肉の緊張がずっと続いている状態になってしまう為肩甲骨周りの筋肉が硬くなります。
なぜ猫背気味で負担がかかると硬さが出やすいかと言うと体重の10分の1程度の重さとも言われている頭の重さが首から背中にかけて負担をかけてしまい硬さに繋がってしまうのです。②つ目は運動不足の人です。体を動かさないと血流が悪くなってしまい筋肉が固まりやすくなってしまいます。そうなってしまうと肩甲骨の可動域や動作の幅が狭くなりさらに硬くなりやすくなってしまいます。
また日々の運動量が減ってしまっていると弱い筋力で身体を支えなければいけなくなり筋肉に対する負担が増えてこりがひどくなってしまう事もあります。リスクとしましては筋肉の硬さからこりの悪化や肩関節を痛める可能性の増加、四十肩や五十肩のリスク増加、睡眠の質の低下などが考えられます。
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肩甲骨はがしをするメリットとは?
肩甲骨はがしをするメリットとしましては肩こり•冷え•むくみの軽減•正しい姿勢へ導くなどのメリットがあると言われています。
肩こりなどの原因である筋肉がほぐれると血液やリンパなどの流れもスムーズになり、肩の疲労などが改善されて肩こりが和らぐといったメリットがあります。また、血液などの循環が良くなっていく為冷えやむくみなどの解消にも繋がっていきます。また筋肉がほぐれることにより肩甲骨の可動域が広がり正しい姿勢に近づけて猫背の改善にもメリットがあります。また、肩甲骨まわりの筋肉が緊張状態で放置されてしまうと関節に大きな負担がかかり筋肉や関節に炎症などが発生してしまいます。その炎症により結果として四十肩や五十肩の症状を引き起こしやすくなります。そのため肩甲骨はがしを行い肩や肩甲骨周辺の筋肉をほぐせば負担が減り四十肩や五十肩の予防にも繋がるのです。
自分でできる肩甲骨はがし
自分で出来る肩甲骨はがしの紹介になります。
立った状態で両手を腰の高さで組んでいきます。腰の高さで組むのが厳しい場合はお尻の高さで組んでも大丈夫です。次に、両手を組んだ状態で胸を張り、組んだ腕を自分が行けるところ、気持ちいいと思う高さまで上げて10〜15秒程キープします。
この際のポイントとしましては肩甲骨を無理に寄せる動きをするのではなく、胸を張るイメージをもってやってみましょう。胸を張ることによって自然と肩甲骨が寄ってきます。やる際は呼吸を自然に行う事も忘れずにやってみて下さい。
また、理想の回数としましては無理に回数をこなしていくのではなく10〜15秒を4〜5回程度を繰り返し行って頂く事が大切になります。
当院の肩甲骨はがしとは?
当院の肩甲骨はがしですが上記でも書いたようにデスクワークやスマートフォンの長時間操作が続く方や運動不足により筋肉の硬さが出ている方等を対象としてやらせて頂いています。
一回でも効果は出るのですが肩甲骨周りの硬さは日々の積み重ねで硬さとして出てしまっているので当院では続けての実施を推奨しています。
一回の施術のお時間としては初めての方ですと10〜15分程度での施術となっております。2回目以降ですと5〜10分を目安とさせて頂いており、短い時間で効果が出やすいストレッチとやっております。とても短いお時間で効果が出やすいストレッチになりますので肩や背中まわりのこりなどにお悩みの方がいれば是非受けて頂きたいと思います。