坐骨神経痛
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今回は坐骨神経痛についてお話していこうと思います。
坐骨神経痛になるとこんなお悩みが出てくると思います。
腰を曲げたり伸ばしたりすると痛みが出てしまう方
神経が圧迫されたり刺激されているため起こる痛みです。
朝起きるときに腰が痛くてなかなか起き上がれない方
朝は一番体温が低い時間帯で筋肉が硬くなってしまい朝に痛みが強い方が多いです。
腰だけでなくお尻や足にしびれや痛みが出てしまう方
坐骨神経はお尻から足にかけて通っているのでそのために起こる痛みです。
歩いているとだんだん足が重く感じてしまう方
歩くことによって筋肉が硬くなり神経を刺激してしまうため重く感じてしまいます。
腰を後ろや前に反らすと痛みが出る方
腰を反らすことによって神経が圧迫されます。 -
坐骨神経痛に対する当院の考え
坐骨神経痛とは、腰から爪先まで伸びている人体で最も太く、長い末梢神経である坐骨神経が圧迫などの刺激が加わることにより腰やお尻、足にしびれが出てしまう症状を言います。
坐骨神経痛の原因となる主な疾患には、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、腰椎分離症、腰椎すべり症などがあります。
坐骨神経痛は骨盤の歪みや骨盤付近の筋肉の硬さから痛みやしびれが出ていることが多いので、骨格を根本的に正しい姿勢に治したり、硬くなってしまっている筋肉を伸ばしたりほぐして柔軟性を出すことによって、圧迫されている部分が緩み、痛みやしびれが軽減、改善されます。 -
坐骨神経痛を放っておくとどうなるのか
坐骨神経痛を放っておいてしまいますと、筋力低下が起こってしまいロコモティブシンドロームや肥満の原因になり足腰の筋肉が衰え要介護状態になる危険性があります。
ロコモティブシンドローム→加齢に伴う筋力低下や関節や脊椎の病気、骨粗鬆症などにより機能が衰えて要介護や寝たきりになってしまうリスクの高い状態に表す事。
ロコモティブシンドローム1つでも当てはまると可能性があります。1 家の中で躓く
2 階段を上がるのに手すりが必要
3 15分くらい続けて歩けない
4 横断歩道を青信号で渡り切れない
5 片足立ちで靴下がはけない
6 2キロの重たいものを持つのが困難
7 家のやや重たい仕事が困難です。
坐骨神経痛など歩くことが困難になってしまうと運動不足→筋力低下→下肢のバランスが悪くなる→生活の自立が低下→介護が必要になる
可能性が高まるのです。
こうした悪循環を防ぐために運動は少しづつ行っていきましょう。 -
坐骨神経痛の軽減方法
まずご自身でできる改善方法の一つがストレッチです。坐骨神経痛の多くの原因は筋肉が硬くなりすぎたことによって神経を圧迫、刺激することによって痛みが出るので筋肉の柔軟性が大切です。まだ症状の出始めの方で痛みが強く感じてしまう方は軽いストレッチを行っていきましょう。そのまま放っておいても痛みは増すばかりです。そして少し症状が落ち着いてきたら筋トレも行っていくとこれから痛みが出てくることも少なくなります。まずはウォーキングや少しのランニングをして下半身の筋肉をつけていきましょう。そのあとは腹筋や背筋を行って体幹もつけていきましょう。しかし筋肉をつけるだけストレッチを怠るとまた痛みが再発してしまいますのでストレッチと筋トレを両立して行っていきましょう。
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坐骨神経痛の軽減に効果的な当院の施術メニューは?
坐骨神経痛の改善に効果的な当院の治療メニューは筋膜ストレッチや鍼治療、電気治療、下半身矯正などがあります。坐骨神経痛の主な症状として腰から足にかけて伸びている坐骨神経が何らかの原因によって圧迫・刺激されることでお尻や太もも、ふくらはぎ、脚にかけて鋭い痛みやしびれなどの症状が出るので、神経を圧迫してしまっている筋を伸ばし柔軟性を出すことにより症状を軽減させる筋膜ストレッチや関連する筋に鍼を刺し直接アプローチして筋を緩める鍼治療、電気刺激によって痛みを伝える神経のはたらきを抑える電気治療器などどれも坐骨神経痛の症状を改善できる治療になっています。
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その施術を受けるとどう楽になるのか
まずは坐骨神経痛を起こす原因となる梨状筋の筋肉が緩くなるため、しびれ自体が緩くなり無くなる患者様が多いです。症状が重い方は痺れが取れない可能性があります。しかし痺れは完全に取れませんが痛みや、辛さや、だるさが取れます。ごくまれにだるさが出るときがありますが、それは瞑眩反応といい体内の血液が良くなり身体中にある毒素が抜ける現象でだるさが感じているだけなのでお水を飲めば毒素がすぐに抜けるのでその時は水を飲んでください。
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改善するために必要な施術頻度は?
まず、しびれや痛みがあるうちは毎日来ていただいた方が治りは確実に早いです。しかしお仕事や個々の都合もあるので週2から週3のペースを目標にして来てください。理由としては、一回の治療で良くなりますが少し期間が空いてしまうと人間の体は元に戻ろうとしてしまいます。大体治療を受けてから1日で元に戻る方もいれば3、4日で戻る方もいるので週2から3のペースを治療頻度と思ってご来院ください。
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坐骨神経痛関連でよくある質問と回答
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Q. 座骨神経痛は何が原因ですか。
A. 座骨神経痛は痛みやしびれるような痛みが下肢全体に出る症状です。症状が出る範囲は制限されている部分によって変わりますが座骨神経はとても長い神経なので神経症状の中でも広範囲に症状がでます。原因の1つに梨状筋症候群というものがあります。梨状筋の圧迫や刺激を受け痛みが出てしまいます。梨状筋という筋肉は骨盤にあり、座骨神経を挟む様に走行しています。この梨状筋が何らかの原因で緊張が強くなると神経が圧迫され症状が出ます。対処の仕方としては筋肉をほぐし緊張を取ることが大切なのでストレッチや温めてあげる事が重要です。 -
Q. 坐骨神経痛にオススメの施術メニューは?
A. 坐骨神経痛には筋膜ストレッチというメニューをオススメしています。筋膜は筋肉を包んでいる膜の事です。筋膜は身体全体に張り巡らされています。この筋膜にストレッチをかけアプローチすることにより、筋膜に連結している筋繊維をほぐす事が出来ます。一度でも違いはでますがこれを続けて行くことにより、筋繊維が緩みやすくなります。このように筋肉を柔らかくすることによって筋肉が座骨神経を圧迫する事が少なくなり、坐骨神経痛が出にくい身体にする事が出来ます。また筋膜ストレッチは柔軟性を高めることも出来るのでケガの予防にもオススメです。 -
Q. 坐骨神経痛のセルフケアを教えて欲しい。
A. 坐骨神経痛には先述した通り、ストレッチが大切です。ストレッチを自ら行うことも同じく大切です。そして筋肉を温めることです。忙しい方、一人暮しの方は時間が無かったり、勿体無いと思ってシャワーだけで済ませてしまう傾向にあります。寒い冬の時期は特にお風呂に入りましょう。なるべく毎日、最低10分は入りましょう。そうして身体を温めてからストレッチを行いましょう、そうすれば坐骨神経痛だけでなく、様々なケガや不調も未然に防ぐ事が出来ます。めんどくさがらず、勿体無いと思わず健康な身体には必要なことですからお風呂に入って温まりましょう。
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